STEYR (1)
5月の終わりから、雨ばかりの日が続いています。一昨日もオーストリアは休暇でしたが雨でどこも行けませんでした。天気予報とにらめっこしていたら、土曜日の午前中だけ晴れ間が覗くらしい、ということで、中世の面影が残るSTEYRという街に行くことにしました。朝、7時に起きてお弁当とジュースを用意します。行程は以下の通りです。
まずは平坦なドナウ川沿いのサイクリングロードを15km走りました。これが結構苦痛でした。景色がほとんど変わらない。ようやくドナウ川から内陸に渡る水力発電所に到着しました。昨日までの雨がものすごい水量となって流れています。ドナウ川は意外と高低差があるようで、このような発電所を結構見かけます。自転車と歩行者だけ通過できるように、門が開かれています。
ドナウ川から離れると、風景はいきなり北海道になります。広がる畑や牧場の合間を抜けていく農道を選んで走っていますが、ときどき車が来るので気は抜けません。だってこちらの人は農道でも100km/hぐらいで走りますから。でも、晴れ間が見えてきたりして、結構いい気分ですね。自転車旅にはまっています(^0^)。畑には大麦が青い穂を実らせています。
約38km走ってきて、ようやくSTEYRの街の入り口にたどり着きました。STEYRはものづくりが盛んで、武器の工場などもあり、昔から町全体が要塞になっているようです。有名なSTEYR銃は各国で採用されている銃器だそうです。今も残る城壁を抜けて、旧市街へ入っていきます。このあとは石畳の急な坂のはじまりはじまり...
街の中心街まで下りてきました!2つの川が合流している中洲のようなところに古い建物がひしめきあって建てられているのが非常に興味深いです。前日の雨で川は濁っていますが、日頃はきっときれいな流れなんでしょうね。建物もリンツとはちょっと違って、なんかかっこいいです。千年の歴史を持つ街の形式がまだそのまま保存されているようです。
その2, その3と続くのでお楽しみに(^0^)