Cesky Krumlov (2)
クルムロフまでのサイクリング旅の続きです。
ブルタバ川を10kmほど下っていき、ローゼンタヴォウという街に来ました。ローゼンバーグ城が川岸にそびえ立っている町です。
御城といっても観光地ではなく、山の上の施設は既にホテルとなっているようです。
川沿いにはカフェがあり、朝早くから地元の人が果実酒やビールを飲んでいます(笑)。非常にのんびりした街ですね。
街中にはゴシック調の建物やホテルもありますが...ちょっと寂れています。なんでも社会主義国のときに2000人いた人口が、今では380名程度しかいなくなってしまったようです。国の体制が変わることが必ずしも良い方向に進むばかりではないということを実感しました。
ここら辺りから道は少し狭くなります。自転車道もありません。その割に、自動車は結構走ってきます。クルムロフと国立公園を結ぶ道路だからでしょうか?
自転車の旅はゆっくり流れる景色が面白いです。こちらは森の中から突然現れた教会。たぶん、自動車やバイクでは見逃してしまうね。
川沿いにはキャンプ場も点在していて、多くのテントが張られています。ほとんどチェコナンバーなので、プラハ辺りから来ているみたい?
どこの国でも若者は元気で、無茶するね。このあと、このボートは転覆していました(笑)。
また、道を走っていて、目立つのは廃屋の多さです。特にこのようなカントリーサイドは空き家や朽ち果てた家が多いです。これも体制変化の影響でしょうか。
干し草を満載したトラックとも良くすれ違います。もう冬支度の季節です。
そう言われると、牧場の牛も夏とは違って一生懸命食べている気がします。
自転車を漕ぐのに疲れると、適当に休憩です。オーストリアでは道端にベンチがたくさんあるので休憩には困りませんが、チェコはほとんどなく、バス停を拝借して休憩しています。バスは1日2~3本しかないので、乗降の邪魔になることはほとんどありません(笑)。
あと数キロでクルムロフに到着します。
Part3に続く