Collaboration research 2015(7)
いよいよアーヘンの視察旅行も最終日となりました.本日は本命のアーヘンFHを訪問します.おっと,その前に恒例のブレックファーストを.毎日,お店を変えています(笑).
アーヘンFHはもともと工業の専門学校でしたが,約20年前に大学に昇格しました.でも入り口の雰囲気が高専に似ていると思うのは我々だけでしょうか.
ドイツの公立大学はほぼ州立で,博士を輩出できる総合大学(University)と,こちらのような専門大学(Fachhochschule)が共存しています.専門大学だけで150校もあるのですが,中でもアーヘンFHはレベルが高いほうです.
国際交流を担当されているHoffmann先生にいろいろ御紹介いただきました.当校の先生が御土産として渡した和手ぬぐいは大変喜ばれました.
Hoffmann先生は日本のオムロンにも在籍したことがあるようで,研究もシーケンス機器のセキュリティ問題を取り扱っていました.
こちらは信号制御のシミュレータのようです.リアルにできている.
市販の自動車レース場を改造して自動運転時の交通シミュレーションなども行っていました.ここらへんから高専感がにじみ出ている.
学生さんたちも黙々と実習?をやっていました.
こちらはScholl先生が運営する画像処理の研究室の様子です.いかにもドイツって感じのシンプルな学生部屋.掃除でもしたのかな?
Scholl先生は今回の調査目的でもあるサマースクールにも参画しており,自動運転のセンサ部分を担当されているとのことでした.
研究らしいことも紹介していただきましたが,手作り感がほんとうに高専と同じですね.ほとんど3年半で卒業するとのことで,当校との技術的バランスも十分かと思いました.
一通り見学とサマースクールに関する視察を終えました.最後にFHを出るとき,なんと,この学校独自のノベルティまで作っていることに驚きました.
お昼はHoffmann先生に近所のレストランで御馳走となりました.オーナーと親しいようで,アットホームなもてなしがよかったです.
ドイツはソーセージ(正確にはヴルスト)とビールしかないと思われている人も多いかもしれませんが,意外とこのような生ハム+野菜サラダが本当においしいです.
おなかも視察内容も満足して,アーヘン駅から帰路につきます.
途中,ケルンの大聖堂が見えてきて,この出張の楽しかった思い出が集約されたような気持ちになりました.
またいつか,訪問したいと思います.今回はここまで! では!